ギル・シャハム
Gil Shaham
現代最高のヴァイオリニストの一人。
完璧なテクニック、比類なき優しさと寛大な心を併せもち、特にアメリカを 代表する巨匠としての地位を不動のものとしている。 グラミー賞の受賞、そして「ミュージカル・アメリカ」では年間 最優秀器楽奏者に選出されることはもとより、常に名高いオーケストラや指揮者からソリストとして招かれ、リサ イタル活動以外にも世界有数のコンサートホールや音楽祭で活躍する。
共演するオーケストラは、ベルリン・フィル、ボストン響、シカゴ響、イスラエル・フィル、ニューヨーク・フィル、 パリ管、コンセルトヘボウ管など名だたるもので、それらから定期的に招かれている。 また、 モントリオール、シュトゥ ットガルト、シンガポールでは長年アーティスト・イン・レジデンスを務めてきた。そのほかにオーケストラと共に 『1930年代のヴァイオリン協奏曲』と題したプロジェクトの一環で、バーバー、バルトーク、ベルク、コルンゴルト、 プロコフィエフなどの作曲家の作品を追求してきたことは特筆される。 レコーディングも多く、最近ではモーツァルト のヴァイオリン協奏曲全集(弾き振り)、ベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲などがある。
使用楽器は、 1699年製のストラディヴァリウス 「ポリニャック伯爵夫人」。